気まぐれなあとがき

すべてあなたとわたし宛て

続・外食の練習

約2ヶ月前、外食の練習と称して日高屋に行った話を書いた。

 

hirunelover.hatenablog.com

これが意外と好評で、なんとこの記事がきっかけでネットの知り合いが増えた。友人の友人がいきなり感想をくれて、わたしの友人の友人がわたしの友人になったのだ。調子に乗ったわたしは外食の練習をするたびにTwitterで報告するという謎の行動をとるようになった。きっとわたしのフォロワーは「まーた時田が変なことしてる」と思いながら、もしくは「時田がだんだん人間に近づいている……!」と思いながら、わたしに忖度しつついいねを押しているのだろう。なんかすいません。

今回はそんな外食の練習の続きの話をまとめてみた。前回ほどおもしろいエピソードが出てくるかどうかかなり怪しいが、一生懸命ふざけるのでついてきてください。

時田、モスバーガーへ行く

わたしは、ハンバーガーはマクドナルド派である。わたしは野菜が苦手なので、マクドナルドではダブルチーズバーガーとMサイズのポテトとオレンジジュースといういかにもお子様がすきそうなメニューを頼む。毎回「新しいメニューに挑戦したいな~」と言いながら、結局ダブルチーズバーガーセットを貪っている。このチャレンジ精神のなさには我ながらウンザリしている。

わたしのモスバーガーのイメージは、スターバックスのそれと似ている。つまり、いかにも仕事が出来そうなビジネスパーソンがお上品に食事をしている店、といったものだ。ハンバーガーを食べ終えた時点で口の端にケチャップがついているような人間(=わたし)は門前払いだろう。そんな人間はモスバーガーでなくてもいやだ。

では、なぜわたしがモスバーガーに足を踏み入れることになったのか。

柏木由紀ちゃんの動画に影響されたからである。


www.youtube.com

 

ハ~ゆきりん可愛い!モスバーガーをめちゃくちゃ美味しそうにもぐもぐしていらっしゃる!天使!最高!わたしもモスバーガー食べる!

……というわけで地元の駅前にあるフードコートにやってきた。何度も来たことはあるが普段はうどんしか食べないのでこれはある意味冒険である。冒険の規模が小さいとは口が裂けても言ってはならない。

モスバーガーとはほとんど初めましての関係だった。そもそもどんなメニューがあるのかよくわからない。わたしはとりあえずゆきりんに倣ってモスチーズバーガーとクラムチャウダーオニオンリングの代わりにポテトを注文した。

数分後、ブザーで呼び出されて商品を取りに行く。店員さんの爽やかな笑顔からトレーに視線を移すと、なんと商品がバケットの中に入れられているではないか!おしゃれすぎて失神するかと思った。ここで失神などしようものなら出禁にされても文句は言えない。危ない危ない。わたしは心の中で首をぶんぶん振った。

気を取り直して席に着いた。 まずはハンバーガーをひとくち頬張った。美味しい。何が美味しいってミートソースとチーズが口の中で絶妙に絡まりあうのがたまらなく美味しい。思わず笑みがこぼれる。続いてクラムチャウダーをスプーンですくって飲み、ポテトをつまむ。これもまた美味しくてにこにこしてしまう。わたしは無言でもぐもぐし続け、あっという間に完食した。

帰宅して鏡を見たら口元にしっかりミートソースがついていたのは、ここだけの秘密にしてほしい。

 

時田、ミスタードーナツへ行く

ミスドといえば高校生が放課後に長時間滞在する典型スポット、というのが小説その他フィクションから学んだ知識だ。たしかにファミレスよりも軽いノリで入れるし、食べ盛りの高校生ならばいくらでもドーナツを食べられる。わたし自身はあまり行ったことはないけれど。

そんなわたしがなぜミスタードーナツに足を踏み入れることになったのか。

柏木由紀ちゃんの動画に影響されたからである。


www.youtube.com

 

ハ~ゆきりん可愛い!ミスドのドーナツをめちゃくちゃ美味しそうにもぐもぐしていらっしゃる!天使!最高!わたしもミスドのドーナツ食べる!

 ……というわけで地元の駅前にあるフードコートにやってきた。何度も来たことはあるが普段はうどんしか食べないのでこれはある意味冒険である。冒険の規模が小さいとは口が裂けても言ってはならない。

実はここのミスドはつい最近リニューアルしていて、動線がかなり変わった。店は相変わらず人気で行列が出来ている。普段のわたしなら行列を見るなりササッと帰ってしまうのだが、ゆきりんがおすすめしていたドーナツをどうしても食べたかったので我慢して列に並んだ。

この日わたしが選んだのはゆきりんも食べていたもっちりフルーツスティックである。これは「からだににじゅうまる」シリーズという健康志向の商品で、ハニー味とシナモン味がある。わたしはシナモン味を選んだ。

ところでこの記事は外食の練習をテーマにしているが、今回のミスドはテイクアウトで食した。 太陽がぽかぽかしていて気持ちのよい日だったので、公園のベンチに座って食べることにした。通りがかりの子どもたちにジロジロ見られたが気にしない。

わたしはもっちりフルーツスティックシナモン味をためらいなく頬張った。美味しい。このドーナツは健康志向ということで摂取カロリーが低くなるよういろいろ工夫しているらしいが、だからといって味に影響はまったく感じなかった。もっちりを謳っているだけあって歯ごたえもあるし、ところどころ生地に練りこまれているドライフルーツがいいアクセントになっている。わたしは無言でもぐもぐし続け、あっという間に完食した。

帰宅して鏡を見たら口の周りにしっかりとシナモンがついていたのは、ここだけの秘密にしてほしい。

 

時田、吉野家へ行く

3月下旬のある日、家族全員が不在で家にわたしひとりだけ、という日があった。こういう日にこそ外食の練習をするべきである。しかし食べたいものが思いつかなかったので例のごとくTwitterで知恵を募集した。

すると、数分で次のような情報が空リプで寄せられた。

自分が牛丼食べたことないから逆に行ってみてほしい 

牛ネギ玉丼おすすめです

持つべきものは(ツイ廃気味の)友人である。謝謝。

……というわけで地元の駅前にあるフードコートにやってきた。何度も来たことはあるが普段はうどんしか食べないのでこれはある意味冒険である。冒険の規模が小さいとは口が裂けても言ってはならない。

牛丼といえば吉野家だろう、と思ったわたしは吉野家の前で仁王立ちした。メニュー表を見てもなんだかよくわからなかったので、とりあえず目に付いた牛ネギ玉丼と、味噌汁と付け合わせがついたセットを頼んだ。付け合わせにはキムチを選んだ。ちなみに人生初キムチである。

牛ネギ玉丼は牛丼とネギと卵が別々の皿に入っていたため自分で盛り合わせるのだが、わたしはここで失敗をした。普通ネギを入れてから卵を載せるのに、卵を載せてその上にネギをかけてしまったのだ。しかも卵は丼の端っこに追いやられている。凡人ならここで落ち込むところだが、脳内の平野レミが「大丈夫!食べちまえばおんなじよ!」と励ましてくれたのでわたしはへこたれなかった。

卵の黄身を箸で崩して、大きめのひとくちを頬張る。美味しい。ほかほかのごはんとでかい牛肉と濃厚な卵と新鮮なネギ、これが組み合わさって美味しくないわけがない。人生初キムチもシャキシャキしていてよかったし、味噌汁もわたしのすきな具が入っていて若干テンションが上がった。わたしは無言でもぐもぐし続け、あっという間に完食した。

……ところで、柏木由紀ちゃんが吉野家の牛丼を食べている動画もあるので、あの、よかったらぜひ見てください。


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外食の練習はつづく。